リフォーム
ヒノキ香る床板へのリフォーム
堺市 K邸
部屋数はもともとありましたが、子ども部屋として使える空間がありませんでした。階段周りと廊下が暗く、昼でも電気をつけている状態でした。クローゼットがひとつもなく収納が不便でした。
■Before
いつ遊びに来てくれるか分からない田舎の両親のためだけの和室。真壁で聚楽塗り、そして宮崎材の飫肥杉(おびすぎ)の天井板です。なかなかいなかのおばあちゃんが来れなかったのが残念です。
■After
子ども部屋にベッド、机を置くのに不向きな畳を三重県熊野のヒノキの床板にしました。この床板は、身長の低いお子さんぐらいの高さの空気が一番淀むため、ムク材を用いています。ワックスも化学ワックスではなく、蜂蜜とゴマ油で作った蜜蝋ワックスで床をコーティングしました。聚楽壁のうぐいす色の壁を珪藻土(けいそうど)の淡いピンクに塗り替えました。押入れを机置き半分、残り半分をクローゼットにしました。そして、真壁の柱に白いオスモカラーを塗り、和室をかわいい空間にしてみました。
■Before
とても暗い廊下です。昼間でも照明器具をつけてないと、歩けないほどでした。
■After
奥の部屋からの明かりを廊下に取り入れるため、半透明のアルミ建具を天井いっぱいまで吊り込みました。手前の半透明の建具は、お子さんの大好きな漫画を入れるための本棚を作ってみました。
■Before
このようにクローゼットがないので、物があふれかえっています。
■After
斜勾天井を利用してクローゼットを設置しました。左に見える建具も部屋のスペースに邪魔にならないようドアから引き戸にかえました。この部屋もお子さんのことを考えて、ヒノキのフローリングに変更しました。