注文住宅
デザインブロックのある家
堺市H邸
当初はハウスメーカーで家を建てる予定とのことでした。ところが、お施主様のお友達の職人さんに「基礎工事を中心にきっちり施工する業者はいないか」ということをお聞きになられたところ、弊社をご紹介頂いたとのことでした。地元業者でもあることから、弊社に決定されたという経緯がありましたが、前面道路が狭いため、道路斜線で高さ制限に悩んだ重量鉄骨3階建の物件です。
お子さんが小さいので、玄関からいきなり道路に出られないようにとデザインブロックを円形に積み、夜にはこのブロックを中心に設置した照明器具の明かりがデザインブロックの穴からもれるように工夫しました。現在は立派なシンボルツリーが2Fベランダまで大きくなってきました。
玄関を少しでも広く使えるようにと、階段下をオープンスペースにして、ベビーカーなどを入れられるようにしました。鉄骨階段は当初、縞鋼板(しまこうはん)の予定でしたが、足触りのいいようにと木を貼りました。
この建具も当初、設計にはなく、少しでもリビングを広く見せるためオープン階段でしたが、お子様の安全と冷暖房の能率を高めるために引分けのアウトセット建具を入れました。この階段は北側についているため、少しでも明るさを取れるように当時では珍しい半透明のアルミ建具を入れさせて頂きました。
道路斜線制限に引っ掛かり、3階の階高を十分に取ることができなかったので鉄骨のQLデッキを意匠的に化粧仕上げし、寝るだけにしか使用できない空間ですが、クローゼットの上部をロフトスペースにして空間を取りました。