堺市O邸

3世帯が同居なさるお住まいです。長年暮らしてきたお住まいの老朽化により、建替えることになりました。今まで目立たないところで家を支えてくれていた、以前の家の太鼓梁を「ご苦労様」の意味を込めて、今度はリビングに構造材として意匠的に見えるところに用いました。他に三重県熊野材のヒノキ、スギを使用いたしました。そして敷地に面する道路の高低差が2m以上あり、外構工事では少し苦労しましたが、施主様の以前の家に対する深い愛情とともに生まれ変わった新しい「家」」造りに携われたことが、なにより職人たちの記憶に残っています。

奥野様邸の画像

パワーボートと和瓦がマッチして、とても落ち着いた雰囲気になりました。外壁の色は、塗料メーカーにお勤めのお父さんが自ら選ばれた色で、漆喰風の落ち着いた風合いになっています。

以前お住まいだった家で、しっかりと屋根を支えてくれていた太鼓梁です。解体工事の時に丁寧に手バラシし、今まで天井裏からお家を支えていた母屋が新たな命を吹き込まれます。

いままで隠れていた太鼓梁ですが、ひと皮めくりその上から新たに柿渋を塗ってLDKに化粧梁として生まれ変わりました。いかがですか?この堂々としたたたずまい!今度はリビングを見守ってくれています。
そして壁は、九州宮崎のシラス(火山灰)を原料とした薩摩中霧島壁です。調湿機能と消臭機能を兼ね備えた、素材感を生かしたやさしい壁です。
薩摩中霧島壁 Biocera

おじいちゃん、お父さんがお気に入りの和室です。南に面した縁側からの日差しが雪見障子をぬけてやさしく、あたたかく包み込んでくれます。その縁側でのお昼寝は、至福の時間となるでしょう。

外観 古材 梁部分 和室